講師を務めるのは、政治経済思想研究家の天野統康先生です。天野先生は、ファイナンシャルプランナー業の傍ら、国会議員のシンクタンクへの参加などを行われました。現在は欧米を管理している自由民主制の社会操作の実態について研究を続けられています。2001年にエコノミストリチャードヴェルナー氏の『円の支配者～誰が日本経済を崩壊させたのか～』を読み、通貨発行権を管理する国際的な秘密結社の存在を知り、これを機に研究をスタートさせました。

ヴェルナー教授とは、ジョージ・ソロスやビル・ゲイツ、ヘンリー・キッシンジャーなど、世界の要人が名を連ねるダボス会議で２００３年に「次世代のグローバル・リーダー」に選出された経歴を持つ。しかし権力のタブーに切り込む姿勢が顕著なところから後に退会。さらには、世界の支配者層の不都合に触れる「円の支配者」を暴露し、主流派経済学に一石を投じるなど、気鋭のエコノミストとして知られています。
研究の過程では、そんなリチャード・ヴェルナー教授に実際に会い、教えを乞い、関係性を構築。２０００年代にはヴェルナー教授が出していた投資レポートの発行に携わることで合意するなど関係を深めた。現在ではヴェルナー氏の理論を、独自に解釈しながら日本で広げようと活動している研究家です。