1990年…19歳で冷戦真っ只中のソ連に留学…「卒業生の半分は外交官、半分はKGBに」と言われる国家エリート養成機関モスクワ国際関係大学・国際関係学部を日本人として初めて卒業した国際関係アナリスト:北野 幸伯(きたの よしのり)
その後、北野は弱冠20代で、ソ連邦・カルムイキヤ共和国の大統領顧問に就任。プーチン大統領の側近を務めた人物をはじめ、国内外問わず、一国家を動かす指導者や高官… 時には国さえも牛耳る権力を持つ超富豪たちに、日常的に会うことができるようになった…
そのような特殊な環境で、20年以上の時を過ごした経験をもとに、支配者たちに共通する「思考の法則」をまとめ上げたオンライン講座:「現代君主論」を2019年に発表。今までに6,000人を超える日本人が受講…「世界で起きていることが丸わかりになった」と、大きな反響を得た。
さらに、受講者から、「支配者層の人たちは、幼い頃からどんな教育を受けているのか?」「ロシアのエリート大学では、未来の支配層に何を教えているのか?」「自分も、世界の流れをより正確に分析できるようになりたい」このような声が多数…北野のもとへと寄せられた。
2020年に入ってからというもの、激しさを増す一方の米中覇権争い。人類史でも稀な新型コロナウイルスのパンデミックなど世界が大きな転換期を迎えようとしている今…その戦いを制し、今後の歴史に名を刻む勝者。新たな時代の支配者となるのは誰なのか。この不確実な時代に、我々日本が勝者の側に立つためにはどうすれば良いのか。
そこで、北野は現代君主論に次ぐ新たな講座シリーズを作ることを決意。
それが、この講座シリーズ:北野幸伯の「大戦略論」
その第2巻目、「勝者の戦略」編
これまでの覇権国家の歴史を見てみると、スペイン帝国、オランダ帝国、イギリス帝国、アメリカ合衆国と、
いつの時代も旧勢力から新勢力へと覇権は移り変わっている。
このような大国の興亡には、複雑な因果関係があり、それは時代が進むにつれて変化している...
そう思われがちだが、、、
大国が辿るパターン、運命などは、実にシンプルであり、この不変の法則は、ある戦略理論で明確に説明できる。
では、その理論とはどういうものなのか?
大国の支配者たちは、自国の存続のために、どのような思想を持っているのか?
この理論をベースに現実世界で起こった事実と照らし合わせることで、
大国政治の構図が明らかになる…